今回は「OSB合板」をご紹介します。
木片のチップを接着剤で圧縮・成形して作られるこの素材は、ホームセンターでも手軽に手に入るうえ、あの独特の模様に惹かれる方も多いのではないでしょうか?
先日、このOSB合板を使って、シェアハウスの共用スペースに家具一式を納品しました。
依頼内容は、「メインの団欒スペースをおしゃれに仕上げたい」というもの。
内装自体がガレージのような無骨でかっこいい雰囲気だったので、OSBとの相性は抜群。仕上がりにも喜んでいただけました。
テーブル、椅子、棚、ミラーまで、すべてをOSB素材で統一。
そこにアイアン素材の脚やフレームを組み合わせることで、インダストリアルな印象を強調しています。
特にこだわったのは、家具の天板などに使用した24mm厚の化粧用OSB合板。
一般的なホームセンターで手に入るものよりも表面の凹凸が少なく、美しい仕上がりになります。
これは、普段からお世話になっている大工さんを通じて、材木屋さんから取り寄せた特注品です。


OSBにも「不燃仕様」がある?
ちなみに、別プロジェクトで仕上げ材に不燃性能が必要な場面があり、OSBのパーティションをデザインしたことがありました。
調べてみると、実は不燃仕様のOSB材もあるんです。
「不燃ストランドボード」として商品化されていて、少々値段が高いですが、
見た目はそのままに不燃性をプラスできるのは大きな魅力です。